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2011年4月30日 (土)

体質別医学会 4月

4月24日、今年度の体質別医学会が始まりました。今期は体質別健康法を学ぶ会です。

伴先生は、環境汚染の渦中で難病を作り出している現代社会にあって、化学物質及び種々の毒素の排泄なくしては、鍼灸を含むあらゆる治療手段をもってしても病を癒すことができない限界を経験し、故長谷部南宋先生と、3年間体質別健康法を臨床されたときから、ずっとこの方法を実践してこられました。

〈体質別健康法とは〉

長谷部南宋先生は、ご自身の奥様の死より、種々の健康法を研究された結果、従来の画一的な健康法、食事療法は、万人の適合しない矛盾があることを発見され、さらに臨床実践において全身的なビワ温熱法の有効性を発見された。

しかしビワ温熱法といえど万人に適用するわけではなく、体質ごと(体質別)にあわせて生姜温熱法、温香法を使いわける健康法を開発された。

人間は、恒常性動物なので36.5℃という温度を厳密に守ろうとします。食事療法の基本のひとつは、この恒常性の保持です。体内熱の低い人には熱を上げるもの(陽性食品)、体内熱の高い人には、熱を下げるもの(陰性食品)が基本となります。

ところが、現代のように質の悪い油脂類を多くとっていると、毛穴が目詰まりしてしまい、体温調節がきかず、冷えているからといって温めるものを食べると熱がこもり、熱がこもっているから冷やすものを食べると内臓を弱らせるぐらい冷やすといった状態で、熱放散の悪さが食事療法を難しくさせています。さらには汗から排泄されるべき農薬、重金属などの化学物質が排泄されないために、アトピー性皮膚炎から癌まで様々な難病の原因となっています。そこで温熱法による毒素排泄が必要となります。

事実、ある大腸癌の患者さんは、一ヶ月先の手術を控えて来院し、一ヶ月間毎日温熱治療した結果、癌が消滅し、それを病院で確認されました。

伴先生曰く、体質別健康法にはアーユルウ゜ェーダの要素がたくさん入っているそうです。詳しくは、「長谷部式健康法:HP‥あらゆる病が治る体質別健康法」をご覧下さい。

〈毛穴を詰まらせる食品〉:主に酸化油

インスタント食品(油処理したもの)、スナック菓子(ポテトチップス、クッキーなど)、外食(特にオリーブ油以外の油を使っている料理)、青背の魚(新鮮でないもの)、植物油(加熱して酸化度が一番ましなものはオリーブ油。それ以外の油は、加熱により酸化する。) 

獣肉(獣類は体温が高いので、動物性脂肪は人間の体内で固まりやすい。)の取りすぎ。

特に日本人は欧米人に比べて毛穴が詰まりやすく、この数十年の食事の変化の激しさが、難病の増加と無関係とは言えません。

〈毛穴の詰まりが万病を引き起こす〉

脂肪、酸化油の摂取により、毛穴が詰まり、体内熱が以上に上昇する。→冷飲食の過食→冷たいもの、甘い物は組織を緩める性質があるので、胃腸が緩む。→緩んだ腸に脂肪の多いコテコテの便が入ってくる。→便秘がひどくなる。(冷たいものが欲しくなる。腰が痛い。頭痛、頭部充血、目の充血。)→便秘は24時間肝臓をいため続ける。(いらいらする。筋肉が凝りやすい。脚がしびれる。こむらがえりを起こす。寝違いになる。)→血液が汚れる。→血管平滑筋が凝り、血液中の脂肪や酸化油が血管壁に沈着して血管内腔を狭める。→血行障害→全ての臓器の機能低下→さらに血液が汚れる。→大小便から出ない毒素は、汗からでようと皮下脂肪の集中してくる。→毛穴の詰まりのために排泄できない。→しみ、ほくろ、にきび、アトピー、様々な皮膚疾患が発生し、悪循環の繰り返しから癌のような難病にいたることもある。

癌は、酸素のある身体を嫌います。血行障害になると、酸素不足になり、癌の好む環境になります。また、血行障害から低体温になると、癌細胞は新生血管を出し、さらに成長しようとします。この新生血管は、網の目ように蛇行しているので、加熱に弱く、温熱療法で切れる効果があります。さらにビワのアミグダリン(青酸物質)は、癌にあたると砒素を出して癌を殺します。これは、癌に対してのみ攻撃するので、これぞ安全な分子標的薬というわけです!(過去には、夢の分子標的抗癌剤がありましたが‥‥結果的には、肺の細胞が全般的にダメージを受けてたくさんの方々が亡くなられました。)

〈体質別健康法でいう体質とは〉

生まれつきではなく、食事で作られた身体で、その時の体力で表現されています。

・陽熱性体質

動物性脂肪や酸化油によって汗腺がつまり、体内に熱がこもった状態。現代人の殆どが、このタイプである。生まれつき冷え性の人は、温めるもの=油、肉を積極的に摂取し、大人になるにゆれて陽熱性体質になることが多い。同じ陽熱性体質でも、最近は、新陳代謝の低下が少ない陽熱性の人(暑がりで比較的太っている)と、新陳代謝のひどく低下した超陽熱性の人(寒がりで比較的痩せている)に分かれる。

治療は陰性食品の摂取、便秘の解消、ビワ温熱法で余分な油や塩を抜く。統合失調症や、パーキンソン病の人は、熱がこもって上昇し、脳が膨張するが頭蓋骨で高圧がかかっていらいらしたり、病状が悪化している。あまり加熱すると、余計に脳が圧迫されるので、熱抜き温熱、ぬるま湯程度、頭にはアイスノンをあてるのがよろしい。

・陰寒性体質

糖分・でんぷん質の取りすぎによって身体が冷え、温めるために身体が塩分を放さなくなった状態。下半身が冷え、冷えのぼせがあり、血液が上半身に集まるので肩が凝る。生まれつき暑がりの人は、冷飲食を重ねて陰寒性、陰虚性体質になること多し。

治療は、陽性食品の摂取、便秘の解消、生姜温熱法で下半身を加熱。余分な塩分を排泄。

・陰虚性体質

中医学でいう陰虚ではない。単純に身体が弱っているという意味。

加工食品などの化学薬品の取りすぎと、夜更かし、過労により身体を弱らせて内臓の動きが弱ってしまっている。貧血、慢性胃炎、腎透析、リウマチ、心臓病の人はこのタイプが多い。暑くないのに汗が出る盗汗という症状がみられる。発汗は禁忌。

治療は、陽性食品の摂取、温帯法・温香法で身体を温める。

温香法(温灸)とは、例えば五心煩熱(頭、両手、両足は暑いが体幹は冷たい)の人の臍(下腹部)や腰を温める。→寝汗が止まる。

もぐさを乾煎りして布袋か不織布の袋に入れ、それを腹部にあてて、上から温香器などで温める。箱灸なんかでも良いのだが、煙がすごくて、治療者が肺癌になりますわ!(*≧m≦*)

Q Aさんの質問

肉食過剰の人でも、吹き出物が出る人、出ない人がいるのは?

A 皮膚は色白の人のほうが毛穴は詰まりにくい。皮脂腺と汗腺は毛穴とつながっている。皮下脂肪に集まってきた油は、皮脂腺にたまり、汗と共に排泄されるが、酸化油により、皮脂が詰まると皮脂腺が大きくなり、毛根を抑える。→毛が細くなる。→毛が皮膚のなかで出たいよーとうずまくとブツブツの鳥肌様となる。または、皮脂腺が炎症を起こすと吹き出物になる。毛穴の詰まりは似たり寄ったりです。なお、皮脂は酸化するにつれて、黄色→赤色→黒色と変化するので、毛穴が黒くみえるのも、詰まっている証拠です。

なお、高齢の方で、毛穴が詰まっている上に、次第に皮膚が薄くなっている状態の場合は、貧血や血虚で新陳代謝が低下し、生肌作用が足りなくなってのことです。血を作る生薬は当帰、黄耆です。

〈体質判断〉

伴先生曰く、この頃は体質判断が簡単になったそうです。現代人の殆どは動物性食品や酸化油の取りすぎで、毛穴がつまっていて、たいてい陽熱性体質です。そして、生活習慣の乱れから、体力が低下しているので、温熱は長くできず、10分程度が適当です。右の腎虚の場合、7~8分です。やりすぎると、特に便秘していて熱がこもっている人は、下から出せず、上から出す=嘔吐します。

最近は、発汗させず、毛穴の掃除だけに留めておくやり方が安全です。毛穴の掃除さえできれば、5月~10月の汗をかく時期に自然に発汗して、毒素排泄ができます。

温熱のアイテムは、ビワ、ツワブキ(便秘があり毒素がたまっている)、生姜、もぐさの4種です。もぐさ以外の3種は、発汗の可能性があるので、喉が痛い=少陰病のときは行いません。

そのほか、午前中には、昨今の原発の放射能汚染の話から、体内被曝した場合の放射能の消えていく機序についての激論があり、次回に持ち越されそうです。

次回からは、ST研究所所属のBさんによる検査数値の読み方についての講義がはじまります。これは、数日前、伴先生が、顔半分にアトピー様の湿疹が発症し、不快な状態に悩まされ、活性酸素の除去を促すビタミンCを大量服用したら、翌日めざましく回復したことがきっかけになりました。

検査数値の読み方、1つ1つの意味、症状の見方が、通常は正常値から逸脱してるくらいしかみていないやり方とは違っていて、すごいそうです。ST研究所はビタミン剤で臨床効果を上げる方法を研究されています。すごく楽しみにして、4月の会は終了しました。

(o^-^o)

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